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木曜日: 2021/03/25

子どもの医療保障は必要?4つの費用(と、おまけ)から検証!

  • 医療保険

子どもの医療保障は必要?4つの費用(と、おまけ)から検証!

今回は子どもの医療保障は必要性について考えてみたいと思います。
以前にご紹介していた公的制度も交えて検証していきますので、
ぜひ、ご自身の家庭ではどうか?と想像しながら読んでいただければと思います!

因みに最初に結論をお伝えしておくと・・・
結論:絶対必要とは言わないが、小さいものでも用意するのがおすすめ
です!

なぜそうなるのか、詳細はぜひご確認ください。

目次

  • 1 おさらい:子ども医療費助成制度について
  • 2 では子どもの医療保障は不要?
  • 3 医療費以外の4つの費用について確認
  • 4 ①差額ベッド代
    • 4.1 大部屋だと周りに気を使う
    • 4.2 大部屋だと周りが気になる
    • 4.3 大部屋だと24時間の付き添いができない
    • 4.4 実際、個室を選ぶとどのくらいかかるの?
  • 5 ②食事代
    • 5.1 付き添いの食費は?
    • 5.2 家族の食費は?
  • 6 ③簡易ベッド代
    • 6.1 保護者の健康も大事
  • 7 ④細かい出費:テレビ・洗濯・身の回り品の購入代
    • 7.1 テレビカード
    • 7.2 洗濯
    • 7.3 身の回り品の購入費
  • 8 番外編:出費よりシビアな収入減少について
  • 9 まとめ
    • 9.1 実際の数値からかかる費用を合計!
    • 9.2 結論:小さいものでも用意すると安心

おさらい:子ども医療費助成制度について

まずは、以前に書いた記事のおさらいからしていきましょう。
もう少し詳しく知りたい場合は、下記リンクから以前の記事をご確認ください
関連記事⇒【公的制度解説】病院に行っても医療費はかからない?子ども医療費助成制度について

子ども医療費助成制度では、子どもの医療費について各自治体から助成を受けることができます。
基本的には通院・入院共に助成を受けることができ、
対象年齢は中学校修了までと設定している自治体が多くなっています。

全額助成されるのか、一部負担金があるのか・・・というのは分かれますが、
大体の自治体で保険診療分に関してはあまり自己負担金がかからないというのが一般的です。
※そうはいっても各自治体で違う部分もありますので、詳細はぜひ自治体のHPでご確認ください。

では子どもの医療保障は不要?

では子どもの医療保障は不要?

子ども医療費助成制度の内容からいうと、大体の地域では病院にかかっても医療費はあまり心配なさそうです。
そうすると、子どもの医療保障は不要・・・と思えますが、その判断はもう少し周辺情報も確認してからにしましょう!

なぜかというと、あくまで助成対象になるのは『保険診療分』の部分だから。
医療費以外の出費で、負担が大きくかかってしまうところはないのでしょうか?
トータルでの出費を確認してみないと、正しい判断ができません。

そこで今回は、かかってくる可能性のある費用のうち4つについて確認してみます!

因みに結構長いので、読むより聞いたほうが理解しやすい!文章で読むより直接聞きたい!という方はコチラへどうぞ。
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医療費以外の4つの費用について確認

医療費以外に注意しておきたい4つの内容はこちらです。

医療費以外の4つの費用について
①差額ベッド代
②食事代
③簡易ベッド代
④雑費

これらは必ずかかるわけではないですし、かかるとしても費用は千差万別です。
ただ、もしもの可能性として一緒にご確認いただければと思います。

①差額ベッド代

大人の入院時にもよく話に上がる差額ベッド代。これは子どもの入院の時も一緒です。

知らない方の為に簡単に説明すると、差額ベッド代とは大部屋以外を希望した時にかかってくる部屋代の事。
部屋のタイプによって料金が変わりますし、また病院によっても異なります。

お金がかかるくらいなら大部屋でいい!と思うかもしれません。
ただ実際のところ、子どもの年齢などによっては「やっぱり個室がいいかも・・・」と思う場合も多いようです。
実際に聞く理由を3点ピックアップしてご紹介します。

大部屋だと周りに気を使う

まずは、周りに迷惑をかけないかな?と不安だから、という理由です。
「体調の悪さや不安感から泣いてしまわないか心配・・・」という意見や、
「いつもと違う環境だから、騒がないか心配」という意見があります。

また体調がよくなってきたらおしゃべりも復活してくるでしょうし、
同室の子が寝ているときには遊び方も限られますよね。

子どもの入院ということで、保護者も不安だったり心配だったりする中で、周りにまで気を使うのは大変です。
そんな理由から、大部屋が空いていても個室を希望する場合がでてきます。

大部屋だと周りが気になる

お互い様の部分もあるし大丈夫でしょう!と思っても、逆に周りの音が気になることもあります。

特に小児科の入院だと本当に小さいお子さんも入院している場合もあるので夜泣きもあるでしょうし、
おしゃべりの声が気になる・・・なんてこともあるようです。

小さい子に「泣かないで」というのは無理な話ですし、ある程度お互い様という部分はあるにせよ、
避けられるならそのほうがいいかな・・・という考え方も選択肢の1つ。

周りに気を使う、とは逆の意味で、個室を希望する場合もあります。

大部屋だと24時間の付き添いができない

これは病院によります。
大部屋は24時間の付き添いができない、というところもあるようです。

大部屋だと面会時間しかついていてあげられない、でも個室を選ぶと24時間の付き添いが必須。
この2択になった時に『個室にした』というケースが多いようです。

ただこれは本当に病院によって制度が違うので、大部屋でも付き添いが可能な場合もあります。

もし、かかりつけの病院があって『入院するならココだな』というところが決まっているなら、
念のため確認しておくことをおすすめします。

実際、個室を選ぶとどのくらいかかるの?

まったく苦にならない金額なら、気兼ねせず過ごせる個室を選ぶ事が1番なのはそうだと思います。
ですので、実際気になるのはどのくらいの金額になるか、という部分。
最後にもおさらいで載せておきますが、平均でかかる差額ベッド代について掲載しておくのでご確認ください。

1人部屋 8,018円
2人部屋 3,044円
3人部屋 2,812円
4人部屋 2,562円

※厚生労働省調『主な選定療養に係る報告状況』令和元年年7月1日現在の情報を抜粋

ただし、こちらはあくまで平均額。
特に1人部屋に関しては、病院によって4人部屋の平均額より安かったり、逆にとんでもなく高かったりという場合がありますので、事前に確認しておくと安心です。

②食事代

次に食事代について考えてみましょう。

入院しているお子さんは、病院食が出てきます。
自治体によってはここも助成対象になっている場合があるのでその時は安心です。
(窓口で一時負担が必要な場合はあるので助成内容をご確認ください)

もし助成対象でない場合は、1食460円かかります。
1日3食でてくるので、1日あたり1,380円。

負担にならないといったらウソになるかもしれませんが、
差額ベッド代と比べればそこまででもないといえます。

付き添いの食費は?

ただ、子どもの病院食だけであればいいのですが、付き添いをしている保護者の食事代の問題もあります。
病院にもよりますが、基本的に付き添いの食事は病院から出ないので、自分で用意することになります。

24時間の付き添いであれば、自分で作るなんてもちろん不可能。
毎日誰かがお昼の差し入れをしてくれる、付き添いは半日交代、という場合はいいですが、
実家が近いか同居しているか、という状況でないとなかなか難しいですよね。

となると当然食事は院内の売店やコンビニなどで買うことが多くなりますが、
自分で作るよりも割高になってしまいます。

家族の食費は?

普段家族の食事を作っていた方が付き添いをしている場合、
家に残っている家族の食事も外食や買って済ませることが多くなると思います。
家族の人数が多くなればなるほどここは金額がかさみますし、なかなか侮れないところ。

ちゃちゃっとご飯が作れる人が家にいない!という場合は、家族の食費も増えると認識しておきましょう!

③簡易ベッド代

24時間の付き添いのときは、当然寝るのも病院。

寝る時は子どもと同じベッドに寝るか、簡易ベッドを借りて寝るか、になります。
借りなければ当然費用はかかりません。

ただ、子どもと同じベッドに寝るとなると、狭くてなかなかゆったりは寝られませんし、
また点滴などつながっている器具に気を使わないといけないので「怖い!」という意見もあるようです。

保護者の健康も大事

入院している子どもがつらいのは勿論ですが、それと同じくらい付き添いをするほうも大変です。
なれない状況ですし、眠れるときにはしっかり寝るような環境は大事です。

付き添うほうが体を壊してしまっては元も子もありません。
体力面、精神衛生面からみても、ゆっくり体を休めることができるようにしましょう。

因みに、簡易ベッド代は病院によってまちまちです。
いくつかの病院を調べてみましたが、大体1日1,000円程度のところが多いようです。
病院によってはシーツの交換代でもう少しかかったり、日数が長いと割引されたりする場合もあります。

差額ベッド代と同じように、かかりつけの病院があって『入院するならココだな』というところが決まっているなら、
念のため確認しておくと安心です。

④細かい出費:テレビ・洗濯・身の回り品の購入代

細かい出費:テレビ・洗濯・身の回り品の購入代

こまごまとした出費をまとめて紹介していきます。
1つ1つはたいしたことはない負担ですが、ちりも積もれば、です。
どういった費用があるのか確認していきましょう。

テレビカード

暇なときの強い味方、テレビ。
病院でテレビを見る時にはテレビカードを1枚1,000円で購入するようになります。
それでどのくらいの時間テレビが見られるとかというと、病院によっては多少異なる場合がありますが
1,000分(16時間40分)というところが多いようです。

洗濯

24時間の付き添いだと、家に帰って洗濯することもままなりません。
お見舞いに来た家族に持ち帰ってもらって洗濯してもらえるならいいですが、
洗濯物の量や次に持ってきてもらえるタイミング等によっては病院で済ませてしまったほうが楽なことも。

料金は病院によって異なりますが、洗濯200円、乾燥機100円程度の所が多いようです。

身の回り品の購入費

入院は『予定入院』と『緊急入院』があります。
予定入院なら、あらかじめいつ入院するか決まっているため支度をして臨むことができますが、
緊急入院だとそうはいきません。

しかも子どもの入院の場合は、具合が悪そうだから・・・と病院連れていったら即入院!といったような、
緊急入院の割合が多くなるようです。

自分の着替えは最悪1日くらい変えなくても何とかなりますが、
まだおむつが外れていない子どもが入院したとなると替えのおむつは絶対に必要になりますし、
ものによっては割高でも病院の売店で購入せざるを得ない状況になります。

緊急入院になったとしても、慌てたり、余計な出費を出したりすることを防ぐため、
出来れば病院に行くときは1日過ごせるくらいの荷物を持っていくと安心です。

番外編:出費よりシビアな収入減少について

ここまではお金を払う、出費の面についてご紹介してきました。
ここであわせてご紹介しておきたいのが収入の減少です。

共働き家庭の場合、24時間の付き添いを行えば仕事は休まなければいけませんから、
その分収入が減ることが考えられます。

ここは人によって雇用体系も違えば給与も違うでしょうから一概には言えませんが、
増える出費、減る収入、ダブルパンチになることには違いありません。
ぜひ、こちらも念頭に入れていただければと思います。

まとめ

今回は、子どもの入院時にかかる可能性のある費用などについてご紹介していきました。

各項目でもそれぞれかかる金額についてはご紹介してきましたが、
改めて最後に金額の部分をまとめて書いていきます。
入院日数によってどのくらいかかるか、よければ計算してみてください。

 

●差額ベッド代

1人部屋 8,018円 × 入院日数
2人部屋 3,044円 × 入院日数
3人部屋 2,812円 × 入院日数
4人部屋 2,562円 × 入院日数

※厚生労働省調『主な選定療養に係る報告状況』令和元年年7月1日現在の情報を抜粋

 

●食事代

子ども 1食460円 × 3回 × 入院日数
付き添い 1食500円 × 3回 × 入院日数

※付き添いの方の食事代については公的な統計もないので、買ってきて食べる、栄養バランスもある程度考慮するとして仮で1食500円としています。

状況によって自宅家族分の食費に関しても足しましょう。

給食がある家族ならざっくり夜のみと考えて『500円×入院日数』
給食がない、仕事に出ている家族なら昼と夜と考えて『1,000円×入院日数』
自宅にいる家族の朝ごはんは家にあるもので食べることができますし、
病院で買って食べるよりも安くすむかと思うのでここでは考えていませんが、必要な場合は足して考えてください。

 

●簡易ベッド代

レンタル料 1,000円 × 入院日数

※これも統計データなどがないので、何か所かの病院で調べたところ一般的だった金額で書いています。
病院によって異なる場合があります。

 

●雑費

テレビカード購入 1.000円(約16時間40分程度使用可能)
ランドリー代 1回300円(洗濯200円+乾燥100円)

金額を上げてご紹介したのはこの2つだけですが、
かかるかもしれない雑費は無数にあります。

暇つぶしの雑誌、おやつ、交通費、駐車料金、銭湯代、
レンタル病衣、レンタルDVDデッキなどなど・・・
ちょっとずつだからといわず、少し意識してみましょう!

実際の数値からかかる費用を合計!

最後に、合計を出してみます。

厚生労働省の『平成29年(2017)患者調査の概況』によると、0~14歳の子供の平均在院日数は全ての病気の総数だと『7.4日』ということだったので、計算しやすいように『8日』として出していきます。

 

●差額ベッド代

1人部屋 8,018円 × 8日 = 64,144円
2人部屋 3,044円 × 8日 = 24,352円
3人部屋 2,812円 × 8日 = 22,496円
4人部屋 2,562円 × 8日 = 20,496円

 

●食事代

子ども 1食460円 × 3回 × 8日 = 11,040円
付き添い 3,044円 × 8日 = 24,352円

 

●簡易ベッド代

レンタル料 1,000円 × 8日 = 8,000円

 

●雑費

テレビカード購入 1.000円(1日約2時間の視聴ならOK)
ランドリー代 1回300円 × 3回(2、4、6日目) = 900円

 

●8日間の入院に伴う費用、合計

1人部屋の場合 97,084円
2人部屋の場合 57,292円
3人部屋の場合 55,436円
4人部屋の場合 53,436円

結論:小さいものでも用意すると安心

以上、子ども医療費助成制度についてと、助成対象にならない治療費以外の出費とを加味して計算をしてみました。
実際にかかりそうな数値を計算したうえで思うこととしては
『大きい額でなくとも、医療保険は念のため用意をしておいて安心を確保するのがオススメ!』ということです。

子どもが入院する可能性は低いかもしれませんが、だからこそ、
その時になって『うちにかぎって・・・』と慌てることがないように準備をしてみてはいかがでしょうか。

ぜひ、医療保険の必要性について考える時に、参考にしていただければと思います!

また、興味は沸いたけど実際うちの場合はどうかな?とお悩みの場合は、
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この記事を書いた人

上野 彰子

AFP認定者。2009年より保険業界に従事。営業職、営業部責任者を経て、現在はウェブサイトでの情報発信に携わる。 『保険は必要な内容を必要な分だけ』をモットーに、公的制度を前提にしたご紹介、ご自身で必要な保障の取捨選択ができるような情報の提供を目指しています。

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