多くの人が間違いやすい、収入保障保険と所得補償保険。
名前だけ聞くと、どちらもお給料がもらえない時に助けてくれそうな名前ではありますが、この2つの保険は支払われる条件が全く違います。
【Q】
仕事ができない時の収入減リスクに備えたい【A】
検討商品を間違えないように注意!❌収入保障保険
⭕️就業不能保険収入保障保険は死亡時の保険です。
ただ、最近は特約で就業不能時もカバーできるものも…
悩んだ時には一度相談するのもおススメです!
ざっくりだとこんな感じですが、ぜひ何が違うのか、自分が求める内容はどちらなのかをこの機会に概要を確認してみてください。
前提:お給料のように受け取れるのは一緒だけど・・・?
収入保障保険も所得補償保険も、実際お給料代わりに受け取れるというのは同じですが、どういったときに受け取れるのか?というのが違ってきます。
最大の違いはここになるのでしっかり確認していきましょう。
収入保障保険の支払い条件と目的、受け取る人
収入保障保険の支払い条件などは下記のとおりです。
いつ?:被保険者が亡くなった時
何のために?:残された遺族の生活を守るために
誰が?:残された遺族が受け取れる保険です。所得補償保険の支払い条件と目的、受け取る人
それに対して所得補償保険の支払い条件などは下記のとおりです。
いつ?:被保険者が病気やケガで仕事ができなくなった時
何のために?:被保険者含めた家族の生活を守るために
誰が?:被保険者自身、そして家族が受け取れる保険です。明確な違い
お給料代わりに受け取れるのが同じでも、亡くなることを想定しているのか、病気ケガで仕事ができなくなることを想定しているのか、という所が大きな違いとなります。
この違いを把握せずに検討をはじめてしまうと、「なんか思ってた保険じゃないな・・・」と首をかしげることになってしまいますので注意が必要です。
所得補償保険について補足
収入保障保険の概要はまとめ記事【収入保障保険マニュアル!完全保存版】でも紹介しているので、今回は簡単に所得補償保険について説明しておきます。
上で書いた通り、病気ケガで仕事ができない場合に備えられるのが所得補償保険ですが、概要としてはだいたい下記のようにまとめられます。
- 販売元は損害保険会社
- 設定できる金額は年収の60%程
- 入院中だけでなく自宅療養でも所定の状態であれば対象になる
- 就業不能状態になってから一定期間は支払対象外の期間がある
保険期間は商品によってまちまちです。
所得補償保険でよくある勘違い
収入が途絶えたときにお金が受け取れる保険と認識していた場合に、よくある質問として「退職した場合も対象になりますか」というものがあります。
残念ながら、所得補償保険はあくまで病気やケガで所定の状態になった時の保険です。
そのため、退職や、出産による長期休暇など、所定の理由以外によって収入がなくなった時は対象外です。
収入が途絶えたときに、それがどんな理由でも支払われる・・・という訳ではないので、検討する時には注意をしましょう。
所得補償保険の兄弟のような『就業不能保険』
因みに所得補償保険は損害保険会社が販売しているもの、と上で書きましたが、最近では生命保険会社も似たような内容の商品を販売しています。
生命保険会社が販売している、収入減を補うための保険の名前は『就業不能保険』といいます。
名前に『就業不能』とついているので、こちらの方が『仕事ができない時の保険だな』とわかりやすいかもしれませんね。
1本でどちらも準備
今回は改めて収入保障保険と所得補償保険の違いを確認してきました。
ここまででお伝えしたように、そもそもの準備できる範囲が違うので「死亡時のお給料をおぎなってくれる収入保障保険も、仕事ができなくなったときの所得補償保険も、どちらも必要」と思うかもしれません。
そんな時は、商品によっては特約を付けることで、両方の安心を準備できる収入保障保険がありますから、そちらを一度検討してみましょう。
弊社の資料請求サイトの中でも商品をご紹介してます。
ぜひご確認の上、ご興味があれば資料のご請求、ご相談もいただければと思います。